那覇市議会 2015-12-24
平成 27年(2015年)12月定例会-12月24日-08号
35番 渡久地 政 作 議員
36番 知 念 博 議員
37番 我如古 一 郎 議員
38番 湧 川 朝 渉 議員
39番 古 堅 茂 治 議員
40番 金 城 徹 議員
────────────────────
〇欠席議員(0人)
────────────────────
〇職務のため出席した
事務局職員の職、氏名
照 屋 清 光 局長
波 平 治 次長
長 嶺 勝
議事管理課長
當 間 順 子 副参事
金 城 治 主幹
吉 元 睦 主幹
比 嘉 昭 夫 主査
島ノ江 貴 之 主査
石 原 昌 弘
調査法制課長
島 袋 真左樹 主幹
屋比久 健 治 主幹
石 橋 公 一 主査
徳 永 周 作 主査
高江洲 康 之 主査
(午前10時 開議)
○金城徹 議長
ハイサイ。
これより、本日の会議を開きます。
○金城徹 議長
この際、諸般の報告を行います。
まず、
渡久地政作議員、
平良識子議員から、
交通事故防止対策と
飲酒運転根絶のさらなる推進に関する
宣言決議案が提出されておりましたので、写しは、お手元に配付しておきました。
本件につきましては、後刻、議題といたします。
次に、各
常任委員長から付託議案の
委員会審査報告書が、また、
予算決算常任委員長を除く四
常任委員長から、閉会中継続審査申出書が、そして、総務・教育福祉・厚生経済の三
常任委員長及び、
議会運営委員長から、
陳情審査報告書がそれぞれ提出されておりました。
また、
教育福祉常任委員長からは、「第2次那覇市
教育振興基本計画」(素案)に関する
所管事務調査の報告を行いたい旨の申し出があり、
教育福祉常任委員会調査報告書をお手元に配付しておきました。
いずれも、後刻、議題といたします。
これで、諸般の報告を終わります。
○金城徹 議長
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において、
我如古一郎議員、
湧川朝渉議員を指名いたします。
○金城徹 議長
日程第2、決議案第6号、
交通事故防止対策と
飲酒運転根絶のさらなる推進に関する宣言決議を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
議会運営副委員長、
平良識子議員。
◎平良識子 議会運営副委員長
ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。おはようございます。
ただいま議題となりました決議案第6号、「
交通事故防止対策と
飲酒運転根絶のさらなる推進に関する宣言決議」について、提案理由を申し上げます。
去る11月18日、本市において飲酒絡みによる悲惨な
交通死亡事故が発生し、市民に大きな衝撃を与えております。
那覇警察署管内では、11月末時点で人身事故の交通事故が1,171件起きており、その内
飲酒運転絡みの人身事故は17件にも上っております。また、12月16日現在、6件の
飲酒運転等事故で6人が死亡しており、飲酒運転の根絶はいまだほど遠いと言わざるを得ません。
こうした状況を踏まえ、急きょ
議会運営委員会を開催し協議した結果、年末年始を迎え、飲酒の機会が増える中、本市議会からも市民に対し交通安全及び
飲酒運転撲滅のアピールをしていく必要があるとの意見の一致をみましたので、ここに決議案を提出した次第であります。
それでは、案文を朗読いたします。
交通事故防止対策と
飲酒運転根絶のさらなる推進に関する宣言決議。
交通事故のない、安心安全な交通環境の実現は、市民共通の願いであり、これまで行政機関や、団体、市民1人1人が懸命な取り組みを重ねてきたところであるが、依然として
交通死亡事故や
飲酒運転絡みの事故は多発している。
11月18日に、本市において、飲酒絡みの悲惨な死亡事故が発生した。
交通死亡事故については、11月時点において前年の同時期と比べ県内および
那覇警察署管内で増加しており、また飲酒運転による悲惨な死亡事故が後を絶たず、本県ではいまだ
飲酒運転絡みによる死亡事故及び人身事故が
全国ワースト1という現状がある。
このような中、今月1日に「
那覇地区飲酒運転根絶運動開始式」が開催され、
那覇警察署管内の101社から126人の市民県民が参加し、
飲酒運転根絶に向けた力強い運動が展開されている。
こうしたことに鑑み、
那覇地区交通安全協会は「
飲酒運転根絶ピンバッジ」と「
飲酒運転ステッカー」を製作し、普及させることで
飲酒運転根絶を啓発する新たな取り組みを始め、運動の広がりを目指している。
よって本市議会は、これらの
飲酒運転根絶運動と共に、これまでの
交通事故防止に対する取り組みを一層支援するとともに、
飲酒運転根絶をさらに推進することをここに宣言する。以上、決議する。
平成27年(2015年)12月24日・
那覇市議会。
議員各位のご賛同を、よろしくお願いします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
決議案第6号、
交通事故防止対策と
飲酒運転根絶のさらなる推進に関する宣言決議は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
日程第3、議案第112号、那覇市
行政不服審査会条例制定についてから、議案第165号、那覇市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてまでの7件の事件を一括して議題といたします。
総務常任委員長の審査報告を求めます。
宮平のり子議員。
◎宮平のり子
総務常任委員長
ただいま議題となりました、議案第112号から165号までの7件について、
総務常任委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
はじめに、議案第112号、那覇市
行政不服審査会条例制定について、申し上げます。
委員から、同審査会は委員3人で構成するとのことだが、どういった方を想定しているのかとの質疑がありました。
当局から、同条例第3条において「法律又は行政に関して優れた識見を有する者」と規定されていることから、弁護士や法律関係の
大学教授等を想定しているとの答弁がありました。
答弁を受け、委員から、公認会計士や税理士の選任は想定していないのかとの質疑がありました。
当局から、仮に地方税の関係で審査請求があった場合には、第6条で規定する専門委員に、税理士等を選任し、その意見を審査に生かしていく考えであるとの答弁がありました。
次に、議案第113号、那覇市
情報公開条例の一部を改正する条例制定について、委員から、情報公開に関する審査請求については、
行政不服審査法に基づく審理員を置かずに、これまでどおり審査会で対応するとのことだが、どのようなメリットがあるのかとの質疑がありました。
当局から、新たに審理員を置くよりも、長年、審査に当たってきた現行の審査会を活用した方が、より公平性も担保できること。審査の迅速性も図ることができることなどが、大きなメリットであるとの答弁がありました。
次に、議案第158号、沖縄県
消防通信指令施設運営協議会規約の変更について、委員から、沖縄県
消防共同指令センターには参画せず、那覇市単独で運営していくとのことだが、財政的な比較等は十分なされたのかとの質疑がありました。
当局から、当初は沖縄県全体で整備した方が、費用の低廉化が図られるということで参画してきたが、一時概算費用の
年間ランニングコストが、当初の予定を大幅に上回ったことから、単独整備した場合の費用と比較しても負担が大きいということ。また、同センターの運用の面でも、不明瞭な部分が多く、懸念材料が払拭できなかったことから、同センターには参画しないとの判断に至った旨の答弁がありました。
なお、その他の議案については、当局の説明を概ね了とし、審査を終了いたしました。
以上、本委員会における審査の概要をご報告申し上げましたが、結論として、全会一致により議案第112号から165号までの6件については、原案のとおり可決すべきものと、また、議案第158号については、同意すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
まず、議案第112号、那覇市
行政不服審査会条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第113号、那覇市
情報公開条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第114号、那覇市
個人情報保護条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第115号、
那覇市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定については原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第158号、沖縄県
消防通信指令施設運営協議会規約の変更については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第164号、那覇市
特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第165号、那覇市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
日程第4、議案第124号、那覇市
建築審査会条例の一部を改正する条例制定についてから議案第157号、和解及び
損害賠償額の決定についてまでの7件の事件を一括して議題といたします。
建設常任委員長の審査報告を求めます。
亀島賢二郎議員。
◎亀島賢二郎
建設常任委員長
ただいま議題となりました、議案第124号から議案第157号までの7件の事件について、
建設常任委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
はじめに、議案第154号、那覇市
緑化センターの
指定管理者の指定について、委員から、今回の公募には1団体しか応募がなかったようだが、選考方法はどうなったのかとの質疑があり、当局から、1者のみのため競争は成立しないが、管理体制や運営能力についてプレゼンテーションをしてもらい、
選定委員全員が60点以上をつけたので、那覇市
シルバー人材センターが今回の
指定管理者候補となった、との説明がありました。
別の委員から、
シルバー人材センターに
緑化センターを管理運営する専門性があると認められた理由について質疑があり、当局から、今までに
緑化センターで長年勤務したり、緑化に関してノウハウを持っているメンバーがおり、緑化の推進及び地域の活性化へ向けた取り組みができるものと思っている、との説明がありました。
次に、議案第156号、那覇市波の上
ビーチ広場の
指定管理者の指定についてご報告申し上げます。
委員から、那覇市が管理する波の上
ビーチ広場と那覇港管理組合が管理する波の上ビーチとの一体的な管理はできないか、との質疑がありました。
これに対し当局から、那覇港管理組合と協議したところ、団体が違うため一体的な管理はできないが、次年度からは、連携した管理をしていくことを合意し、協定書を締結した、との説明がありました。
なお、その他の議案については、当局の説明を概ね了とし、審査を終了しております。
以上、本委員会における審査の概要をご報告申し上げましたが、結論として、全会一致により、議案第124号については可決すべきものと、また、議案第133号から議案第157号までの6件については、同意すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
まず、議案第124号、那覇市
建築審査会条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第133号、財産の取得について(
農連市場市営住宅(仮称)の取得)は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第153号、平成27年度
沖縄都市モノレールインフラ部整備事業業務委託変更契約の締結については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第154号、那覇市
緑化センターの
指定管理者の指定について は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第155号、市道の路線の認定、廃止及び変更については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第156号、那覇市波の上
ビーチ広場の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第157号、和解及び
損害賠償額の決定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
日程第5、議案第118号、
那覇市立幼保連携型認定こども園条例制定についてから、議案第163号、
工事請負契約について(
真和志小学校屋内運動場及び
幼稚園園舎改築工事(建築))までの19件の事件を、一括して議題といたします。
教育福祉常任委員長の審査報告を求めます。
金城眞徳議員。
◎金城眞徳
教育福祉常任委員長
ただいま議題となりました、議案第118号から第163号までの19件の事件について、教育福祉常任委員会における審査の概要を、ご報告申し上げます。
はじめに、議案第118号、
那覇市立幼保連携型認定こども園条例制定について、委員から、新制度による保育を必要とする2号認定の子ども達への給食の取り組みをどのように考えているのかとの質疑がございました
当局から、従来幼稚園に通う1号認定と保育を必要とする2号認定の両方の子ども達に対して、給食を提供することとし、平成28年度は外部搬入により提供を行いたい旨の説明がありました。
これを受け同委員から、幼稚園児と保育児の年齢差もあるので、外部委託においては栄養バランスを考えて取り組むようにと要望が出されました。
次に、議案第125号、那覇市
体育施設条例の一部を改正する条例制定について、当局から、本市に住所を有する65歳以上の者が那覇市体育施設を利用する場合、利用料金を減免する内容の説明がありました。
これに対し委員から、利用状況と減免額について質疑があり、当局から全利用者に対する65歳以上の割合は市民体育館において、4.5%の1,894人、また石嶺市営プールにおいては、約22%の4,736人となっており、料金については一般利用者の半額とするとの説明がありました。
これを受け同委員から、本条例制定により第4次総合計画の「どこでもだれでも生涯スポーツができるまち」の推進が大きく期待できるとの意見が出されました。
なお、議員間討議において、議案中7件の
指定管理者の指定について、指定された団体はいずれも従来の管理者であり、応募者が少ないことについて、委員から、
指定管理者制度という同じ土俵の上で、様々な工夫をする中からより良い事業者が選定され管理するのが原点である、多くの団体から応募されるように工夫するようにとの要望がありました。
また他の委員からは、那覇市
母子生活支援センターさくら等を例に、長期間専属で支援を行う必要がある施設によっては、競争に適するのか等も検討し、指定管理のあり方を見直すべきとの意見が出されました。
なお、その他の議案については、当局の説明を概ね了として、審査を終了しております。
以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、結論として、全会一致により、議案第118号から126号までの8件については、原案のとおり可決すべきものと、議案第132号から163号までの11件については、同意すべきものと、決しております。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
まず、議案第118号、
那覇市立幼保連携型認定こども園条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第119号、那覇市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第120号、那覇市
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び那覇市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第121号、那覇市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び那覇市
幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び 運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第122号、
那覇市立学校設置条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第123号、那覇市
総合福祉センター条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第125号、那覇市
体育施設条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第126号、
那覇市営奥武山体育施設条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第132号、財産の取得について(那覇市
与儀保育所予定施設の取得)は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第146号、那覇市
総合福祉センター((仮称)那覇市母子・
父子福祉センターを除く)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第147号、那覇市精神障がい
者地域生活支援センターの
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第150号、那覇市
古波蔵児童館の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第151号、那覇市
母子生活支援センターさくらの
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第152号、(仮称)那覇市母子・
父子福祉センターの
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第159号、那覇市体育施設の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第160号、
那覇市営奥武山体育施設の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第161号、
工事請負契約について(
鏡原中学校校舎改築工事(建築1工区))は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第162号、
工事請負契約について(
鏡原中学校校舎改築工事(建築2工区))は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第163号、
工事請負契約について(
真和志小学校屋内運動場及び
幼稚園園舎改築工事(建築))は、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
日程第6、議案第117号、那覇市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定についてから、議案第149号、
地方独立行政法人那覇市立病院の第3期中期目標についてまでの14件の事件を、一括して議題といたします。
厚生経済
常任委員長の審査報告を求めます。
湧川朝渉議員。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
ただいま議題となりました、議案第117号から議案第149号までの14件の事件について、厚生経済常任委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
はじめに、議案第144号、那覇市ぶんかテンブス館の
指定管理者の指定について、申し上げます。
委員から、今回、
指定管理者の募集に応募したのは1社だけにとどまっている。事前の説明会には6社が参加したと聞いているが、なぜ他の5社は申請しなかったのか、との質疑がありました。
当局から、説明会には建物の総合管理を行う業者をはじめ、舞台等の照明や音響、映像等の企画を行う業者、演劇関係者など多くの業者に参加いただいたところである。しかしながら、当該テンブス館の管理運営と自主公演の両方の業務に対応できる業者がいなかったため、応募には至らなかったものと考えているとの答弁がありました。
これを受けて同委員から、
指定管理者の募集にあたっては、管理運営部門と自主公演部門を切り離して募集をするなど、より多くの事業者が募集に応じることができるよう検証を進めてほしいとの強い要望がありました。
次に、議案第148号、那覇市
健康増進計画「健康なは21(第2次)」について、申し上げます。
当局から本案は、
那覇市議会基本条例第14条に規定する議決事件の追加に該当し、議会の議決が必要であることから提案するものである。策定にあたり、
那覇市議会全員協議会や厚生経済常任委員会の審査に付し、これらの審査内容を踏まえたものとなっているとの説明がありました。
委員から、当該計画の推進体制と今後のスケジュールについて質疑がありました。
当局から、当該計画を実行性のあるものとするため、市民、自治会、企業、関係機関等による健康づくり市民会議を設置し、市民総がかりで健康づくりに取り組むことになっている。現在、各団体を訪問し、同会議への参画を呼び掛けているところであるが、来年2月4日には、市長を始め構成団体等が参加した健康づくり市民会議の初会合を開催する予定であるとの答弁がありました。
なお、その他の議案については、当局の説明を概ね了とし、審査を終了しております。
以上、本委員会における審査の概要をご報告申し上げましたが、結論として全会一致により、議案第117号から149号までの3件については原案のとおり可決すべきものと、また、議案第134号から144号までの11件については同意すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
議案第117号、那覇市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第134号、那覇市
共同利用施設(那覇市
大嶺自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第135号、那覇市
共同利用施設(那覇市
田原自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第136号、那覇市
共同利用施設(那覇市
安次嶺自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第137号、那覇市
共同利用施設(那覇市
宮城自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第138号、那覇市
共同利用施設(那覇市
高良自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第139号、那覇市
共同利用施設(那覇市
宇栄原自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第140号、那覇市
共同利用施設(那覇市
当間自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第141号、那覇市
共同利用施設(那覇市
真嘉比自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第142号、那覇市
共同利用施設(那覇市
小禄自治会館)の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第143号、那覇市
パレット市民劇場及び
那覇市民ギャラリーの
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第144号、那覇市ぶんかテンブス館の
指定管理者の指定については、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○金城徹 議長
次に、議案第148号、那覇市
健康増進計画「健康なは21(第2次)」については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第149号、
地方独立行政法人那覇市立病院の第3期中期目標については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
日程第7、議案第116号、那覇市税条例の一部を改正する条例制定についてから、議案第131号、平成27年度那覇市
下水道事業会計補正予算(第2号)までの6件の事件を、一括して議題といたします。
予算決算常任委員長の審査報告を求めます。
知念博議員。
◎知念博
予算決算常任委員長
ただいま議題となりました、議案第116号から131号までの6件について、予算決算常任委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
これらの補正予算議案につきましては、12月15日及び16日の各分科会において、詳細な審査を行いました。
その後、12月21日の委員会において、各分科会委員長の審査報告を聴取した後、議案第127号、平成27年度那覇市
一般会計補正予算(第6号)について、総括質疑を行いました。
歳入第16款、財産収入中、美術資料等売払収入1,843万4,000円について、委員から、今回、本市が所有する絵画を、取得価格より約200万円も減額して、売り払う理由を問う質疑がありました。
当局から、作者の遺族より、日本画を保存、管理、展示ができる美術館の整備を求められていたが、本市としては、そのような環境を整えることが厳しいことから、検討した結果、遺族に売却することになった。
また、取得当時の価格は2,000万円であったが、現在の鑑定評価額は200万円となっており、減額しての売却とは認識していない。なお、絵画は一定年度経過すると、メンテナンスが必要となってくることから、本来であれば絵画の修復等を行った上で、購入時と同額で売却という方法もあったかと思われるが、遺族の方から、これまでも修復等をお願いしている修復士に任せたいとの強い要望があったので、今回は、購入額から修復額装代を差し引いた額で売却した旨の答弁がありました。
他の委員から、絵画の保管環境が十分に整っていなかった。また、十分な展示活用がなされていなかったのではないかとの質疑がありました。
当局から、収蔵庫をより適正な保管環境になるよう、努めているところであるが、賃貸借部分でもあり、十分とは言えない状況にある。今後とも、市民ギャラリー及び収蔵庫のあり方について、研究・検討を重ねていきたい。また、展示活用については、企画展の回数を増やすとともに、公共施設や学校に貸し出すなど、市民が絵画に触れる機会を増やす方法を検討していきたい旨の答弁がありました。
さらに、委員から、今回の売却について、適切な財政運営の観点から、市の見解を問う質疑がありました。
当局から、市の財政を投じる事業は、一定の効果を期待するところである。当該美術品については、本市において2度の展示、県外においても貸し出しによる巡回展示などにより、多くの人々に鑑賞されているものと考えている。今後とも、事業の実施に当たっては、常に費用対効果を意識し、取り組む必要があると認識しているとの答弁がありました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、結論として、全会一致により、議案第116号から131号までの6件については、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより採決を行います。
○金城徹 議長
まず、議案第116号、那覇市税条例の一部を改正する条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第127号、平成27年度那覇市
一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第128号、平成27年度那覇市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第129号、平成27年度那覇市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第130号、平成27年度那覇市
水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
次に、議案第131号、平成27年度那覇市
下水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○金城徹 議長
日程第8、議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定についてを議題といたします。
厚生経済
常任委員長の審査報告を求めます。
湧川朝渉議員。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
ただいま議題となりました議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定について、厚生経済常任委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
委員から、平成25年度包括外部監査において、ネットワーク保守管理費1,260万円として、
指定管理者自己に対する外注費を計上することは妥当ではないとの指摘がなされているが、どのような業務内容だったのかとの質疑がありました。
当局から、IT創造館内のネットワークシステム及び独自に構築したインターネットシステムのメンテナンスが主な業務内容であった。しかしながら、入居企業に対しアンケートを取ったところ、ほとんどの企業が当該システムを利用していない状況にあった。そのため、今年7月までに館内のネットワークシステムを再構築した上で保守点検を見直し、インターネットについても通常の商用サービスに切り替えた結果、大幅な経費圧縮が図られたところであるとの答弁がありました。
他の委員から、今回の運営審議会の選定過程において、経済観光部長が平成25年度包括外部監査の指摘事項や、本市議会厚生経済常任委員会における委員の発言を取り上げたことは、審査委員の心証に影響を与えるもので、審査の公平性に欠ける、不適切な発言ではなかったかとの質疑がありました。
当局から、経済観光部では那覇市IT創造館の運営管理について、「那覇市IT創造館の運営管理の方向性について」という形で取りまとめ、平成26年10月14日の庁議において承認を得ている。当該資料の中で、IT創造館の課題として、包括外部監査における指摘事項や、厚生経済常任委員会の審査の中で委員から
指定管理者の事業運営について競争性の確保に関する意見があったことなどが取り上げられている。当該施設の運営管理について適切に審議していただくためにも、審議会委員に対してこれらの課題について説明し、当該施設に関する課題の情報共有を図ることで、公平・公正な審議を担保する必要があったものと考えている、との答弁がありました。
さらに委員会審査を進める中で、審議会委員の一人が重要な役職を務める団体と申請団体の住所が隣合わせとなっていることや、現在、両団体が沖縄県の事業を合同企業体の構成員として受注していることが明らかにされました。このことは、一般社会通念上、利害関係者に該当するのではないかとの指摘もあり、疑義を明らかにする必要があるとの意見があったことから、本市の
指定管理者制度の指針に関する問題として、企画財務部長に対する総括質疑が行われました。
総括質疑では委員から、今回の
指定管理者の選定委員の選任について、「
指定管理者制度に関する運用指針」に定める除斥要件に照らし、適切であったのかとの質疑がありました。
当局から、経済観光部で定める①申請団体の役員等への3年以内の就任、②申請者の役員等へ2親等以内の者の就任、③申請者と請負の関係にある法人等の役員等への就任、の3つの要件に当たらないことから、除斥には該当しないものと考えている、との答弁がありました。
また、同委員から、今回の選定委員の1人と申請団体の関係は、一般社会通念から鑑みても、「
指定管理者制度に関する運用指針」にある「自己に直接又は間接に利害関係がある」に当たるとは考えられないか、との質疑がありました。
当局から、今回の案件については、経済観光部が規定している除斥の3要件には該当しないため、利害関係はなかったものと理解しているとの答弁がありました。
以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、結論として、議案第145号につきましては、起立採決の結果、賛成少数により、不同意とすべきものと決しました。
以上、ご報告いたします。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
上原快佐議員。
◆上原快佐 議員
委員長に質疑いたします。特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構の設立目的と活動実績について、質疑いたします。
フロム沖縄推進機構は、沖縄県マルチメディアアイランド機構の実現に向けて、沖縄県の主導によって平成11年に設立された特定非営利活動法人でございます。
現在も沖縄県が進める沖縄スマートハブ構想の具現化に向けて取り組んでいると聞いております。また、大学教授や企業経営者などの理事が無報酬で理事会を運営されておりますけれども、これらのことが委員会でどのように質疑されたのか、1点目お伺いいたします。
次に、公益社団法人沖縄県情報産業協会の設立と活動実績について、質疑いたします。
沖縄情報産業協会は、平成12年に地域社会の高度情報の促進を図ることを目的に設立され、県内最多のIT企業92社の会員を擁する団体で、沖縄県が推進する沖縄県マルチメディアアイランド機構の実現や、沖縄スマートハブ構想の支援や人材育成に取り組んでおります。これらのことが委員会でどのように質疑されたのか、お伺いいたします。
次、3点目。フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会の関係について質疑いたします。
フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会、両団体の成り立ちから沖縄県の情報通信関連産業の振興発展のため、相互に連携協力することは当然のことだと考えますけれども、これらのことが委員会で質疑されたのか、3点お伺いいたします。
○金城徹 議長
湧川朝渉委員長。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
1回目の質疑、3点あったと思うんですけど、フロム沖縄推進機構の設備目的と活動実績については、そのような内容で質疑はされておりません。
それともう1つ、沖縄県情報産業協会の設立と活動実績についても質疑はされておりません。
また、フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会の関係について、議員がおっしゃった相互に関連し協力するのは当然と、そういう指摘もあるんですが、そのような立場では質疑はされておりません。
○金城徹 議長
上原快佐議員、2回目です。
◆上原快佐 議員
ありがとうございます。
今、委員長から答弁ありましたように、これらの3点の重大なことが質疑されてないということがわかりました。
次ですけれども、フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会、両団体が入居する沖縄産業支援センターは、県内の主要産業支援団体を集積させることを目的に設立されている施設であります。住所がほぼ同じになることは、何ら問題ないと考えます。両団体以外にも沖縄観光コンベンションビューローや沖縄県産業振興公社、沖縄県工業連合会、沖縄県経営者協会など、多数の入居団体がほぼ同じ住所でありますけれども、このことは委員会で質疑されましたか。
○金城徹 議長
湧川朝渉委員長。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
委員会では、フロム沖縄推進機構と沖縄情報産業協会がほぼ住所が一緒だということは質疑されております。ただ、委員がおっしゃるように、両団体以外にも沖縄県観光コンベンションビューローですか、多くの団体が同じところに入って、ほぼ同じ住所だというような質疑はされておりません。
○金城徹 議長
上原快佐議員。
◆上原快佐 議員
ありがとうございます。
最後なんですけれども、フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会が県から受注した平成27年度の事業は、未来のIT人材創出促進事業となっておりますけれども、小中高、大学生らを対象とした幅広い人材育成と、IT関連産業のPR活動等を内容とした公益事業となっておりますけれども、このことが委員会で質疑されたのか、1点目伺います。
次に、フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会が県から受託した事業として、沖縄21世紀ビジョン基本計画を補完するスマートハブ構想の策定に向けて実施した調査事業の報告書を確認いたしました。それを見ますと、極めて公共性が高く、フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会、両団体が受注するにふさわしいと思われますけれども、このことが委員会で質疑されたのか、お伺いいたします。
○金城徹 議長
湧川朝渉議員。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
フロム沖縄推進機構と沖縄県情報産業協会が県から受注しているという質疑がされておりますが、その内容については質疑はされておりません。
○金城徹 議長
奥間亮議員。
◆奥間亮 議員
これから厚生経済委員会でどういう質疑があったのかというのをお聞きしますが、まず質疑する上で、前提として申し上げなければならないのは、今回受注をした、つまり指定をされた業者さんが、ふさわしいとかふさわしくないとか、いいとか悪いとかではなくて、またこれまでの指定管理、つまり前の業者さんがいいとか悪いとか、ふさわしいとかふさわしくないとか、そういう議論をしているわけではないし、我々は会派はそういうことは一言も言ったこともありませんし、これからも言うつもりもありません。
そして、今回の委員会の審議というものは、こういったことが論点ではないということは申し上げながら、今から質疑をしたいと思います。
その質疑について、先日の本会議での議案に対する質疑の中で、中村圭介議員から指定管理の指定に際しての選定委員会について、福岡市の選定委員会の基準の紹介と、那覇市の定めた基準との比較が示されました。応募者、つまり指定を受ける人、受注をする人と選定委員会の審議委員、選定委員、あるいは審議委員は、利害関係があってはならないと。その選定委員、審議委員が利害関係人なのかどうかという判断する基準は市町村で定めておりますけれども、福岡市の場合は、例えば審査を受ける団体が提案する業務と直接的な競争関係にある選定委員、というのは利害関係人の可能性ありますよとか、こういった形で福岡市では事例がありますよと、福岡市ではこうやっていますよというのが前回示されました。
今回の厚生経済委員会の審議の中で、こういったほかの市と比較をして、那覇市の今回定めた基準は市民から一点の曇りもなく全く疑義が生じないような完璧な基準だったのかどうかというのは、そういった質疑・答弁あったかどうかというのを伺います。
○金城徹 議長
湧川朝渉議員。
◎湧川朝渉 厚生経済
常任委員長
ちょっと整理しますけれども、本会議場での当局に対する質問が、委員会での質疑があったのかと、同趣旨でということだというふうに理解します。
これについては、情報公開を一定解いて、委員会では名簿の提供も受けて、そのもとでの質疑の時間が確保されました。しかし、同様の趣旨での質疑はありませんでした。以上です。
○金城徹 議長
奥間亮議員。2回目です。
◆奥間亮 議員
それが重要な質疑だったと私は思っていますから、委員会でこういう質疑が出なかったということは、本会議でこういったことが明らかになったということで、私はこれから判断材料にしたいと思います。ありがとうございます。
○金城徹 議長
外に質疑はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
本案に対する委員長報告が「不同意」でありますので、討論交互の原則に従いまして、まず、原案に賛成の方から討論を行い、次に原案に反対の方の討論を行い、順次、交互に討論を行うことになりますので、ご了承願います。
我如古一郎議員。
◆我如古一郎 議員
日本共産党の我如古一郎です。
議案第145号、那覇市IT創造館
指定管理者の指定について、賛成の立場から討論を行います。
今回の那覇市IT創造館の指定管理は、来年2016年4月から3年間の期間を予定しており、公募によって2団体から申請を受け、那覇市IT創造館運営審議会において指定管理候補者にMICHIBIKI共同企業体が選定されたものであります。
今回の議案審議にあたっては、指定管理候補者から漏れた申請団体の顧問をされていた議員が本会議、委員会と先頭に立って質疑を行っていました。
私どもには、
議会中継を見た市民から、「利害関係が疑われる議員の質問が許されるのか」などと、議員のモラルについて多くの疑問の声が寄せられています。
那覇市議会基本条例の第26条では、「議員は、市民全体の代表者として高い倫理性が求められていることを常に自覚し、良心及び責任感を持って議員の品位を保持し、識見を養わなければならない。」と高い倫理性の保持をうたっています。
国政では、2月に西川農林水産大臣が、国から補助金を交付されていた木材加工会社や砂糖業界から政治献金をもらっていたとして辞任に追い込まれています。辞任した西川農林水産大臣は、木材加工会社の顧問を務め、毎月18万から20万円、総額946万円の顧問料を受け取っていたことも明らかにされています。
私たち議員は、市民の厳粛な負託を受けたものであることを深く認識し、その負託に全力で応えるため、より一層の高い政治倫理の確立に努めることにより、清廉かつ誠実に職務を遂行し、市民に信頼され、公正で民主的な市政の発展に寄与することが求められているのではないでしょうか。
皆さん、除斥とは、一定の要件、事実を有し、手続の公正さを失わせる恐れのある者を、その手続における職務執行から当然に排除することをいいます。
そこで、那覇市当局においては、指定管理予定候補者の選定のあり方については、「
指定管理者制度に関する運用指針」において、「委員は、自己に直接又は間接に利害関係がある事案については、その議事に参与することができない」とされ、「各委員が応募団体と利害関係を有しないことを確認するものとする。」と決められています。
本件事案の選定委員会となった那覇市IT創造館運営審議会においては、この「
指定管理者制度に関する運用指針」に基づき、他の市町村の事例を参考にしながら除斥の要件を①申請団体の役員等へ3年以内の就任過去3年以内としばりをかけています。②申請者の役員等へ2親等以内の者の就任、③申請者と請負関係にある法人等の役員等への就任、の3点に設定しています。
この除斥の要件からすれば、申請団体・指定管理候補者から漏れた団体の顧問を3年以内に就任されていた議員は、那覇市IT創造館運営審議会委員であれば、利害関係者として除斥の対象となるのではないでしょうか。
次に、本件事案である指定管理予定候補者のMICHIBIKI共同企業体は、「株式会社レイメイコンピュータ」と「特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構」の2団体で構成されています。
地元新聞で報道された「IT創造館の指定管理候補者の選定」の記事では、審議会委員(審査委員)の1人が理事を務める団体、公益社団法人「沖縄県情報産業協会」が、「審議会から推薦されたA社」として指定管理候補者「MICHIBIKI共同企業体」と密接な関係があったとしています。これは、明確な間違いです。
「特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構」と「公益社団法人沖縄県情報産業協会」は、全く別物の組織として、それぞれ設立され、小禄の沖縄県産業支援センターの一室に個別に入居し、それぞれの目的達成のための事業活動をそれぞれ展開しています。
両団体が入居する沖縄産業支援センターは、県内の主要産業の支援団体を集積させることを目的に設置された施設です。住所がほぼ同じになることに何ら問題はないと考えます。両団体以外にも、沖縄観光コンベンションビューローや沖縄産業振興公社、沖縄県工業連合会、沖縄県経営者協会など多数の支援団体が入居しており、これらの団体はすべてほぼ同じ住所となっています。
「特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構」は、情報通信関連企業の誘致、情報通信関連人材の育成、地域情報化の促進、情報通信関連施設の管理運営など、特定非営利活動にかかわる事業を展開しております。特定非営利活動法人で大学教授や企業経営者が無報酬で理事会を運営しています。
一方、「公益社団法人沖縄県情報産業協会」は、沖縄県の情報通信関連産業の振興、地域情報化や人材育成を促進するため、啓蒙普及事業、資料提供事業、技術交流共同事業、開発技術事業などを事業内容として展開しており、公益的な立場から沖縄県の情報通信関連産業の振興発展に尽力している団体であります。
本件事案の審査委員の1人は、この「公益社団法人沖縄県情報産業協会」の理事ではありますが、申請団体の構成員「特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構」の役員ではありません。
また、共同企業体として県の事業「未来のIT人材創出促進事業」を受注したことで、本市の指定管理の審査委員として不適切との指摘がありますが、先ほどの厚生経済委員長報告への質疑にあったように、沖縄のIT産業の人材育成を目指す公益事業であります。県の事業であり、本市の事業ではありません。このことをもって、申請団体の構成員「特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構」の役員に就任していない審査員は、当局が定めた「
指定管理者制度に関する運用指針」で設定された除斥要件には当たりません。
除斥となる利害関係人の範囲は、本件事案では、企業や団体の経営や運営に影響力を持つ理事や取締役といった役員等を設定し、利益の誘導や相反する妨害といった利害関係による審査への影響を排除しているものであります。
したがって、申請団体の役員でない審査委員は、当局が定めた「
指定管理者制度に関する運用指針」で設定された除斥要件には当たらず、選定委員会の委員として審査を適切に行っているものと評価できます。
このように、除斥の要件にあたらない審査委員の1人について、不適切などと指摘するのはおかしいのではないでしょうか。先ほどの厚生経済委員長報告への質疑でも明らかになったように、事実関係がわかる基本的なことを、あえて質疑しなかったのはなぜでしょうか。
自らの反対の主張に疑義が生じるのか、障害になるためか、はたまた、何か問題があるように思わせたいゆえか、多くの市民に疑念をもたれるのではないでしょうか。議会基本条例の趣旨にも反するものではないでしょうか。
さらに、申請団体・指定管理候補者から漏れた団体の顧問を3年以内に就任している議員の質疑を、なぜ、不適切と指摘できないのでしょうか。議員のモラル、道義的責任を問えない、不明朗さを感じるのは私だけでしょうか。清潔な政治、まともな議会審議を望む、多くの市民も疑念を感じているのではないでしょうか。
次に、選定委員会における事務局の発言が、選定委員の審査を誘導し、適正な審査が行われなかったとの反対意見もありました。これも、大きな誤りです。
選定委員会となるIT創造館運営審議会は、条例・規則において、IT創造館の運営にかかる事項についても審議会の所管事項とされています。
昨年度、当局は「那覇市IT創造館運営管理の方向性」を取りまとめました。この取りまとめた文書にある、過去の厚生経済委員会におけるIT創造館
指定管理者の議案審査での議員意見や、包括外部監査報告による種々の指摘事項などについて、委員が情報を共有して適正な審査を図る目的で報告したもので、適切な事務処理であります。
他の多くの指定管理施設においても、同様に、施設の現状や運営課題、監査報告など、施設の運営に関する事項を審議する委員会に情報を提供し共有することこそ、より良い指定管理につながるものと考えます。
また、選定に至らなかった団体については、登記された住所、申請書の住所に事務所の実態がなかったことが、審査直前に判明し、その確認に時間的猶予がなかったため、審査委員会において、事実確認や合理的理由等についての確認を事務局が行いました。このことは、審査委員長の承諾を得ております。選定委員会では、登記された住所に事務所の実態がなかったことの事実とその理由を応募者自身から直接聞くことは、さらなる公平性と公正性を担保するものであり、より適切に審査が行われていると言えます。
これこそが、市民から負託を受けた行政当局の当然の仕事のあり方です。このことに、異議を唱えることは、選定に至らなかった団体が、登記された住所、申請文書に記載された住所に事務所の実態がなかったことをかばいたいのでしょうか。何か他に理由があるのでしょうか、理解できません。
指定管理候補者に選定されたMICHIBIKI共同企業体は、インキュベーション・マネージメント等を6人の「IMチーム」で実施することを提案しており、審査委員会では、施設の管理体制や管理運営能力を含め、公平・公正に審査が行われた結果と考えます。
以上、賛成理由を明らかにしましたが、議会の憲法、議会基本条例にあるように、議員は、市民全体の代表者として高い倫理性が求められていることを常に自覚し、良心及び責任感を持って議員の品位を保持し、識見を養わなければなりません。いま、議員1人1人の高い倫理性と良識、品位が問われているのではないでしょうか。
よって、議案第145号、那覇市IT創造館
指定管理者の指定については、那覇市IT創造館運営審議会において適正に候補者が選定されたものとして、賛成すべきものと申し上げて、日本共産党市議団の賛成討論とします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いたします。
○金城徹 議長
中村圭介議員。
◆中村圭介 議員
ハイサイ、無所属の会中村圭介でございます。
ただいま議題となっております議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定について、反対の立場から討論を行います。
まず初めに申し上げたいことは、このたびの
指定管理者選定の議論の内容や結論について疑義を申し立てるものではなく、審議にあたって行政が設定した審議体制が不十分なものであり、問題であるということであります。
審議員のお1人の方が所属されている団体と、今回の指定管理予定企業の構成団体が沖縄県の情報通信関連産業の振興・発展のため、相互に連携・協力され、業界を牽引されてきた功績は大変すばらしいものでありますし、両団体のご尽力により、観光に次ぐ産業として情報通信産業が発展してきたことについては、私も一県民として感謝申し上げる次第であります。
今回問題と考えておりますのは、共に協力・連携しながら事業を行う団体が、
指定管理者の選定をする側と、応募する側にいるという事態になっても、市が適切な配慮をすることなく、そのまま審議を行ったことであります。
指定管理者の選定に当たっては、「那覇市IT創造館
指定管理者募集要項」で「選定方法については「
指定管理者制度に関する運用指針」に基づき、審議会において、事業計画提案書の書類審査及びプレゼンテーションにより、
指定管理者の予定候補者を選定する」とあります。また、審議会委員は運営審議会規則や外部監査からの指摘を反映させて選定されていると伺っております。
では、その運用指針の中で、委員の除斥については「委員は、自己に直接又は間接的に利害関係がある事案については、その議事に参与することができない。このため、応募団体が確定した段階で、各委員が応募団体と利害関係を有しないことを確認するものとする。利害関係を有することが判明した場合は、当該委員を変更するなどの措置を講じるものとする。」とあります。
つまり、運営審議会規則を基に検討を重ねて委員を選定して、応募者が決まった段階で利害関係を確認し、利害関係が確認された場合には、委員の変更や採点には加わらないなど、何らかの措置を講じるべきだ、というのが前提としてあることはご理解いただきたいと思います。
では、利害関係とは何なのか、この線引きが、今回の賛否の焦点であります。
当局としては、指針の「委員は、自己に直接又は間接に利害関係がある事案については、その議事に参与することができない。」ということについて、具体的に3点、1点目が申請団体の役員等へ3年以内の就任、2点目が申請者の役員等へ2親等以内の者の就任、そして3点目が申請者と請負の関係にある法人等の役員等への就任という項目で確認した、とのことでした。
さて、この3点の確認で利害関係の有無を知るのに十分なのか。申請者が現在、または過去3年以内に役員ではないこと、2親等以内のものが役員ではないこと、申請者と請負の関係にある法人等に役員等として就任していないこと、は確認できますが、その他の事については確認しない、というのが当局の見解でありました。
その結果、今回の申請者の構成団体と審議員の所属する団体が長年連携・協力してきた関係性については利害関係とは考えないということになっているわけですが、これで公正な審査体制だと言えるのでしょうか。
両団体とも業界をけん引する団体であり、両団体の関係については当局も承知していたはずです。協力・連携して今年度もまさに同じ事業に取り組む団体同士でありますので、公正な審議体制を考える上では、席を外していただくなどの措置が必要であったと考えます。それが運用指針にかなう考え方ではないでしょうか。
本来であれば、運用指針の「委員は、自己に直接又は間接的に利害関係がある事案については、その議事に参与することができない。」ということをベースに、その上に施設ごとに性格が違いますのでその施設にあった要件を設定し、審査の公平性が担保できる仕組みを構築するべきでした。
しかし、一般質問の際に明らかになったように、この3つの要件というのは利害関係の「害」にあたる部分については考慮されていません。それでも運用指針の利害関係を確認するのにはIT創造館においてはこの3項目の確認で十分であると判断してしまっているのです。指針の基準の上に項目を設けているのではなく、指針の文言を読み変えて、3つに絞り、それに触れなければ十分であると言っているわけです。仮にそのような手法をとるのであれば、せめて3つの項目の4つ目に「その他、事務局が利害関係人と判断した場合」といったような弾力的な運用ができる項目も設けておくべきでした。
審議員の除斥の要件については、委員会の中で当局からも「現在は3つの除斥要件をつくっているが、議会での指摘も受けて、利害関係の確認の仕方も含めて研究していかなければならないと考えているので、今後の対応ということでご理解いただきたい」旨の答弁もありました。
当局が決めた手順に沿って進む事業について、当局が定めたルールにのっとっている限り、たとえ社会通念上理解されないと考えられる事態になった際にも、当局自ら止まることはできません。そのルールがないからです。方法があるとすれば、それは議会であります。
現在の行政のルールの不備が問題となる事態を生んだわけですから、今止めるのか、改められるのか、これは紋切り型の判断ができるものではありませんが、この事例、このタイミングでどう判断するのか。それは、我々議員が判断しなければなりません。
設定した3つの要件に抵触しないからいいという考えを改めて、公正な審査体制として社会通念上理解されるものになるかという観点から、利害関係の要件を考えることが必要です。課題を発見したタイミングで、対処できるタイミングで何もせずに、次からということにすると、このIT創造館の場合、次の
指定管理者の選定は3年後です。これはもう終わったことではありません。今、まさに判断が求められている時なのです。
以上、議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定についてに反対いたします。
議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○金城徹 議長
糸数昌洋議員。
◆糸数昌洋 議員
公明党の糸数昌洋です。公明党那覇市議団を代表し、議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定について、反対の立場から討論を行います。
指定管理者制度については、平成15年9月から国による制度が施行されました。平成16年には本市では那覇市ぶんかテンブス館がその指定管理の第1号でございました。その後、NPO活動支援センター、そしてちょうど10年前の平成17年12月議会において、IT創造館を含む16本の条例が出されました。IT創造館の最初の
指定管理者の指定についての議案でございました。私は、その際は賛成の立場から討論をさせていただいたことを覚えております。
その際に申し述べましたけれども、このIT創造館については、いわゆる
指定管理者そのものが公の施設を民間に開放していく。その趣旨に沿ってぜひとも成功させていただきたい。そのようなことを強く願いました。そして、その討論の中で2点要望したことを述べたいと思います。
今、求められるのは、公共を担う民間セクターに対するチェック機能の強化とモラルの形成を、行政と民間で知恵を出し合いながら構築していくことであります。
そして2点目が、今後の導入にあたりましては、市民の不安を解消し、公正公平な選定を確保する観点からも、審議会の議事内容、選定の評価結果、議事の進捗状況などについて、ぜひとも公開公表すべきであり、徹底した情報公開とチェック機能強化の構築に取り組んでいくことを要望を申し上げました。
あれから10年たちまして、このIT創造館の今回の指定管理に向けて、昨年1年間IT創造館の運営管理の方向性についてという、これは当局がまとめた文書でございます。その中で、この10年間を振り返って、何を述べているかというと、丸投げ感の強い運営委託の状況になっているという総括が述べられたことは大変残念に思っている1人でございます。今回のこのIT創造館の指定管理の議論を通じて、ぜひとも市民に信頼されるIT創造館の指定管理の実現をさせていただきたいことをまずは要望として申し上げたいと思います。
それでは、今回の指定に係る議案については、本会議における質問及び質疑、そして委員会での審議を通じて、当局の答弁について腑に落ちない点、納得できない点が幾つかありましたので、同意はできないという会派の結論に至りました。
もとより、今回の
指定管理者の選定結果による指定管理予定者の団体に対する否定的な見解は一切ないことを申し述べておきたいと思います。あくまでも当局の対応に問題があるという観点からの反対であります。以下、その論点を述べたいと思います。
1点目は、指定管理予定候補者の選定にあたり、選定委員会の委員の選任が適切であったかという点であります。本市の
指定管理者制度に関する運用指針には、「委員は自己に直接または間接に利害関係がある事案については、その議事に参与することができない」とあります。今回の議会における審議を通じて、選定委員の1人と指定管理予定者の一企業との間に社会通念上明らかに利害関係と思われる点が幾つか判明をいたしました。
1つは、双方の所在地、住所地が同じであること。また現在、県の事業を共同で受託していることであります。選ぶ側と選ばれる側が同じ部屋に所在し、商売上の取引関係にあることを、市民の目線から言えば利害関係と言わずして、何と言うのでありましょうか。
当局は、部署・施設ごとに設定した除斥事項として、①申請団体への役員等への3年以内の就任、②申請者の役員等への2親等以内の者の就任、③申請者と請負の関係にある法人等の役員等への就任、この3つに該当しなければ問題はない、利害関係に当たらないとの答弁に終始をいたしました。
先の指針では、「応募団体が確定した段階で、各委員が応募団体と利害関係を有しないことを確認するものとする」とあり、当局は3要件に該当しないことだけを確認したようでありますけれども、事前にそのような密な関係が判明していても利害関係はないと認めたのでありましょうか。
当局が選定した3つの除斥事項は、社会通念上のモラルが前提となることは当然のことだと考えます。これでは市民への説明責任を果たし、理解を得ることが厳しいと言わざるを得ません。
指針では、「利害関係を有することが判明した場合には、当該委員を変更する等の措置を講ずるものとする」とあることから、当局の適切な対応がとられていれば、疑義が生じなかったことを考えますと、あまりにも残念であります。
2点目に、運営審議会における議事進行のあり方、特に当局の関与に行き過ぎがあったのではないかという点であります。議事概要を見ますと、「IT創造館の運営管理の方向性について」という昨年策定の文書が選定委員には事前に配付されていたとはいえ、審議の直前に改めて強調されたこと、また、審査の過程で事務局からの確認事項として、一方の団体の住所地の問題をめぐり「書類について疑義がある」と述べていることなど、選定委員を前に当局の見解を述べることは必要であったのでしょうか。
これはガイドラインのどこに照らしても、やはり行き過ぎた行為であると思います。当局にとって疑義のある書類を提出した団体であれば、その時点で審査の対象から除外すべきであります。もしくは、いかに時間の制約があったとはいえ、住所の実態がないと判明した時点で、審査を延期してでも疑義を解明した上で対応すべきであったかと思います。
また、今回の審議会で当局が説明された「那覇市IT創造館の管理運営の方向性について」の指針でありますが、課題とされた「インキュベータ・マネジメントについて」の内容は大変に違和感を覚えます。長期に同一の
指定管理者による事業運営について、議会の厚生経済常任委員会における委員個人の否定的な見解が議会の総意のように引用されているのは不適切であります。また、そのことを審議会において議会の意見として当局が触れたことも極めて恣意的であり、誘導的であると思わざるを得ません。
今後、今回の審議を通じて、課題とされた点を詳細に検証し、運用指針及び要綱の見直し等改善の上で、公平公正な選定が行われますことを強く望むものであります。
以上述べまして、反対の討論といたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○金城徹 議長
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
これより、議案第145号、那覇市IT創造館の
指定管理者の指定について、採決を行います。
○金城徹 議長
まず、点滅する「参加」ボタンを1回だけ押してください。
○金城徹 議長
参加ボタンを押していない議員は、参加ボタンを押してください。
参加ボタンを押さない場合は、議会の慣例により退席をお願いいたします。
(仲松寛議員退席)
○金城徹 議長
参加ボタンの押し忘れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
なしと認めます。
○金城徹 議長
それでは、本案に、同意することに、賛成の議員は賛成ボタンを押し、反対の議員は反対ボタンを押してください。
○金城徹 議長
賛成ボタン・反対ボタンの押し間違いはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
なしと認めます。
○金城徹 議長
賛成少数であります。
よって、本案は同意しないことに決しました。
○金城徹 議長
日程第9、教育行政に関する事務調査「第2次那覇市
教育振興基本計画」(素案)の調査報告を議題といたします。
「那覇市
教育振興基本計画」については、
那覇市議会基本条例第14条により、議会において追加の議決事件として規定されており、次期2月定例会に上程される予定となっております。
議員間での議論を深め、議会の意見を反映させていく必要があることから、11月24日と12月14日の2回にわたり、全員協議会を開催し、全議員での協議を行いました。
同時に、所管である教育福祉常任委員会においては、全員協議会での意見等を踏まえ、より詳細な
所管事務調査を進めてまいりました。
このたび、
教育福祉常任委員長から、本件について調査を終了し、報告を行いたいとの申し出がありましたので、調査報告をいたさせます。
教育福祉常任委員長の調査報告を求めます。
金城眞徳議員。
◎金城眞徳
教育福祉常任委員長
教育福祉常任委員会報告。本委員会において調査中の事件について下記のとおり取りまとめておりますので、ご報告申し上げます。
1.調査事件
所管事務調査「教育行政に関する事務調査」、「第2次那覇市
教育振興基本計画」(素案)について。
2 調査の概要及び結果。
「第2次那覇市
教育振興基本計画」(素案)については、本市の教育施策の基本となる重要な計画であるため、議員間での議論を深め、議会の意見を反映させていく必要があることから、所管である「教育福祉常任委員会」において審査を進めてまいりました。
委員会審査では活発な議論が交わされ、多くの意見や提言が出されましたので、以下報告いたします。
委員からの意見及び提言。
1.計画の策定について。
第1次那覇市
教育振興基本計画には、「計画の体系表」一覧表に、「具体的な施策」の詳細として「主な事業」の項目があり、市民は事業を見ての進捗状況を確認することが出来た。第2次には同項目が除かれており、第1次と同様に盛り込んでほしい。
2.施策の具体的な展開について。
(1)子どもの貧困対策の拡充について。
①全国的課題である「子どもの貧困」は社会全体の問題として取り組むものである。子どもの貧困対策を計画の中に位置づけて、現状と経済的貧困問題など、具体的施策を関連項目に盛り込んでほしい。本計画と他の計画等の相関図の中にも盛り込んでほしい。
②「家庭や子育てに夢を持てるまちをつくる」という位置づけで、経済的貧困問題については、「就学援助制度の拡充」を盛り込んでほしい。また、「奨学金の拡充」で貸与型から給付型へ変更する等も盛り込み、子どもの貧困による教育の格差をつくらない取り組みの拡充を図ってほしい。
③なーふぁぬわらび・わかむん計画だけでは子どもの貧困対策に関する計画の位置づけは弱い。しっかりと「子どもの貧困対策」を計画に盛り込んでほしい。
(2)人権意識の拡充について。
①「人権意識の拡充」促進の位置づけを強調して盛り込んでほしい。全国2番目のLGBT支援宣言を行った那覇市らしく、性の多様性を尊重し、全ての人間が個性豊かに、自分らしく生きられる社会のあり方についての、正しい知識や認識を深める教育を促進し、子どもたちの無理解による偏見やいじめ、不登校、自殺などにつながらないよう性的マイノリティーの児童生徒に配慮すべき取り組みを盛り込んでほしい。
②男女平等推進プランにうたっている出席名簿の「男女混合名簿の導入」を目標に定め、推進することを盛り込んでほしい。
③適正な性教育を盛り込んでほしい。正しい性知識の周知が十分とはいえず、人はどのように生まれるのか等の生命の誕生と共に、子どもを育てる責任についても盛り込んでほしい。
④動物愛護を含めたすべての生命の尊さについて学ぶ機会を教育の中に取り入れてほしい。
(3)図書館事業の拡充について。
①市立図書館において、図書館司書の正規司書としての配置の拡充、図書購入費を増額し、図書機能の拡充を図るよう盛り込んでほしい。
②子どもたちに豊かな読書、調べる楽しみ、知る喜びを与え、教師に豊かな授業展開のための情報や資料を提供する学校図書館の学校司書の拡充を盛り込んでほしい。
(4)家庭教育について。
家庭と学校及び地域のつながりや結びつきのさらなる強化が必要で、家庭教育の課題と促進を盛り込んでほしい。
(5)語学力を教育の推進に。
国際化に対応した語学教育に力を注いでいくことが必要であり、計画に語学力の推進を図るよう盛り込んでほしい。
(6)生涯学習センターの設置について。
第1次那覇市
教育振興基本計画の「那覇市の教育の現状と課題」に、「具体的施策」として「(仮称)那覇市生涯学習センター」の項目があるが、第2次の計画には除かれており、生涯学習センターの設置の推進と、具体的な「指標と目標」も含め継続して盛り込んでほしい。
(7)少人数学級の拡充について。
子どもたちが授業に集中できる環境を整備するためには、教師が子どもにゆとりをもって接する「少人数学級の拡充」を行うことが必要であり、計画の現状と具体的施策の関連項目に盛り込んでほしい。また、今後も国にはたらきかけ、県と連携して少人数学級の導入を積極的に図ってほしい。
(8)障がい者に対するスポーツへの取り組みの拡充について。
障がいを持っている方も持ってない方も一緒にという言葉はあるが、実際の現場では同時に混在させていくのは困難な状況もある。障がい者に対するスポーツへの取り組みを計画に盛り込んでほしい。
(9)平和教育の拡充について。
沖縄戦の継承について学校での平和教育への期待、学校現場での取り組みの必要性を県民は求めている。各学校独自の平和学習の取り組みはなされているが、糸満市教育委員会等のような、各学年に合わせた沖縄戦の継承への平和教育プログラムを策定するなど、平和教育の拡充を盛り込んでほしい。
(10)教育環境整備の拡充について。
ICT教育設備(電子黒板、タブレット端末)充実に向けて数値目標を明確にし、計画に盛り込んでほしい。
(11)琉球・沖縄の歴史教育の拡充について。
沖縄の子どもたちが、沖縄の歴史を学ぶ機会は少なく、沖縄の歴史を語れないことは課題である。琉球・沖縄の歴史の学びを保障し、計画に盛り込んでほしい。また、琉歌や格言名言等の教育も段階を踏んで取り組んでほしい。
(12)特別支援教育の拡充について。
本市への特別支援学校の早期設置は関係者の強い要望であり、特別支援教育の拡充を図り、県と積極的に連携して特別支援学校の市内への早期設置が図れるよう、計画に盛り込んでほしい。
(13)健全育成の拡充について。
①小中学校の不登校率については、目標値を少なくとも全国平均値に上げるよう、再検討を図ってほしい。
(14)教師の労働環境改善の拡充について。
子どもたちの環境を整えるためにも、教師の労働環境を改善していくことは急務である。教師の学ぶ機会の充実のための時間確保と合わせて、教師の労働環境の改善についても計画に盛り込み、子どもたちに向き合えない教師の多忙化や過重な業務負担の早期解消を図ってほしい。
以上のとおり取りまとめておりますので、ご報告申し上げます。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これをもちまして、教育福祉常任委員会の教育行政に関する事務調査「第2次那覇市
教育振興基本計画」(素案)の調査報告を終了いたします。
○金城徹 議長
日程第10、陳情第130号、平成28年度福祉施策及び予算の充実についてから、陳情第141号、
城西小学校敷地内における埋蔵文化財の取り扱いに関することについての3件の事件を一括して議題といたします。
○金城徹 議長
ただいま議題となっております3件の事件は、いずれも全会一致で委員会の採択との結論をみております。
○金城徹 議長
おはかりいたします。
3件の事件については、会議規則第39条第3項の規定により、委員長の報告を省略したいと思います。
○金城徹 議長
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、委員長の報告は、省略することに決しました。
○金城徹 議長
これより討論を省略して、採決を行います。
○金城徹 議長
おはかりいたします。
ただいま議題となっております3件の事件は、委員会の審査報告書のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
○金城徹 議長
日程第11、陳情第102号、所得税法56条廃止の
意見書提出を求めることについて及び陳情第121号、所得税法56条廃止の
意見書提出を求めることについての2件の事件を一括して議題といたします。
○金城徹 議長
ただいま議題となっております2件の事件は、所管の
総務常任委員会において、賛成多数で採択との結論を見ております。
したがいまして、会議規則第39条第1項の規定に基づき、
総務常任委員長の審査報告を求めます。
宮平のり子議員。
◎宮平のり子
総務常任委員長
ただいま議題となりました、陳情第102号及び121号について、一括して、本委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
まず、陳情第102号につきましては、平成27年7月1日に関係当局の出席を求め、審査を行うとともに、同7月13日には、提出者である沖縄県商工団体連合会婦人部協議会の役員の皆様を参考人として出席していただき、陳情の趣旨説明等を聴取し、質疑を行いました。
その後に行われた取り扱いについての協議では、引き続き慎重に審査を行う必要があるとの意見もあり、継続審査となっております。
また、同件名・同趣旨の陳情第121号につきましては、同9月16日に関係当局の出席を求め、審査を行いました。その際にも、取り扱いについて協議いたしましたが、陳情第102号と同様、継続審査となっております。
そのような状況を踏まえ、今定例会においても、その取り扱いについて協議したところ、委員からこの陳情は、既に全国、数多くの地方議会において採択されている。慎重に審査したいとの意見もあり、これまで継続審査としてきたが、本委員会での議論は尽くされた感がある。ぜひ今定例会で採決していただきたいとの意見が出されました。
一方、他の委員から、陳情の内容について、いまだ疑問の点がある。もし今回、採決するのであれば、反対したい旨の意見がありました。
以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、結論として、陳情第102号及び121号については、採決の結果、賛成多数により採択すべきものと決しました。
なお、本件につきましては、意見書の提出を求める内容となっておりますが、今定例会ではその提出を見送り、採択された場合に、改めて、意見書案について協議していくとの、確認がなされております。
以上ご報告申し上げます。
○金城徹 議長
これより質疑に入ります。
花城正樹議員。
◆花城正樹 議員
前総務委員会のメンバーであったということで、1点だけ質疑をさせていただきたいと思います。
今回、この所得税法56条廃止の
意見書提出を求めることについては、先ほど委員長からありましたように、継続審議となったということで、私が記憶している中では、例えば沖縄県における中小零細企業の方々が、この白色申告、この青色申告、それぞれでいろいろメリットがあるというようなことで、ここに対するヒアリングを丁寧にした上でないと判断の材料として乏しいんではないかというようなことで、保留になった経緯だと認識をしております。そういうような質疑があったのかどうか、どういう議論があったのかどうか確認をさせていただきたいと思います。
○金城徹 議長
宮平のり子議員。
◎宮平のり子
総務常任委員長
確かにそのような議論もございました。しかしながら、青色申告、白色申告とは、そういうことで解決を見るものではなくて、やはり制度として所得税法の56条が、やはり家内事業というんですか、そういうことの方たちの非常に不利益を継続していくということで、今回採決をいたしました。
○金城徹 議長
花城正樹議員。
◆花城正樹 議員
前総務委員会での申し送りというか、これが保留になった経緯というものは、とりわけそれが質疑応答、それが総意として包み込まれたわけではないということでよろしいでしょうか。
○金城徹 議長
宮平のり子議員。
◎宮平のり子
総務常任委員長
そういうことも一部ありましたが、全体的にそういうことを、実際不利益を被る方たちのことを放っておくわけにはいかないということで、全体的に採択の運びになりました。
○金城徹 議長
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
これにて質疑を終結いたします。
○金城徹 議長
これより討論に入ります。
(「休憩お願いします」と言う者あり)
○金城徹 議長
休憩します。
(午前11時47分 休憩)
(午前11時54分 再開)
○金城徹 議長
再開いたします。
これにて討論を終結いたします。
○金城徹 議長
それでは、陳情第102号、及び陳情第121号の2件の陳情については、同件名、同趣旨のため一括して採決を行います。
○金城徹 議長
まず、点滅する「参加」ボタンを1回だけ押してください。
参加ボタンの押し忘れはありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
なしと認めます。
○金城徹 議長
それでは、本陳情を採択することに、賛成の議員は賛成ボタンを押し、反対の議員は反対ボタンを押してください。
○金城徹 議長
賛成ボタン・反対ボタンの押し間違いはありませんか。
○金城徹 議長
なしと認めます。
○金城徹 議長
賛成多数であります。
よって、本陳情は採択することに決しました。
○金城徹 議長
日程第12、閉会中継続審査申出を議題といたします。
総務・建設・教育福祉・厚生経済の四
常任委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、会議規則第111条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中継続審査の申し出があります。
○金城徹 議長
おはかりいたします。
各
常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○金城徹 議長
次に、議決事件の字句及び数字等の整理について、おはかりいたします。
本定例会において、議案等が議決されましたが、その条項・字句・数字その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○金城徹 議長
ご異議なしと認めます。
よって、条項・字句・数字その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。
○金城徹 議長
以上で、本日の日程は、すべて終了いたしました。
休憩いたします。
(午前11時58分 休憩)
(午前11時59分 再開)
○金城徹 議長